食品の加工技術

訪問した200箇所以上の工場や研究機関の加工技術を紹介します。

食品の加工技術

【イノベーション】食品の新たな応用加工技術

昨今の技術の進歩に伴い、食品分野以外で確立されている加工装置や加工技術が導入される事例も見られるようになってきています。これらの新しい加工技術は、新たな食品の開発や新たな食品の製造工程を創出しています。 エクストルージョンクッキングの特徴は...
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【進化する】冷凍技術

暮らしや食生活の変化により、冷凍技術は今なお発展を続けています。冷凍技術を用いた日本の冷凍食品のはじまりは古く、100年前に遡ります。 冷凍技術の黎明期は、魚の凍結から始まり、戦後の食糧不足や東京五輪を経て、高度経済成長期の三種の神器のひと...
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【1,000気圧以上の圧力】静水圧を用いた食品の加工

高圧加工技術とは、食品の加工に100MPa(1,000気圧)以上の圧力を利用する技術です。 静水圧とは、水が物体や水自体に及ぼす圧力のことです。高圧処理では、自然界には存在しないほどの高い静水圧を圧力容器内に発生させて利用しています。 静水...
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【混合物の分離】蒸留と分留

蒸留は、物質と物質を沸点の違いを利用して分離させる方法です。一般的には、混合物を沸騰させて、何らかの物質を蒸発させ、分離することを指します。 混合物を沸騰させて、ある物質のみを蒸発させ、分離するためには、混合物が2つ以上の物質の混合物であり...
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【電磁波】遠赤外線の食品への応用

遠赤外線とは 太陽から地球には多くの光が届いています。虹の七色からも分かるように、可視域の光には波長の長い赤から、短い紫までが含まれています。このほかにも目には見えませんが、赤より波長の長い赤外線、紫より短い波長の紫外線も同時に届いています...
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【発酵】ぬか床に生息する乳酸菌とその働き

さまざまな食材を発酵させる「ぬか床」 米ぬかを自然発酵させて調製するぬか床に、さまざまな食材を漬け込んでつくる漬物は、日本の伝統的発酵食品のひとつです。 玄米を精白するときに出る外皮や胚の粉が米ぬかです。ぬか床に食材を漬けると、米ぬかに含ま...
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【水と油が混じりあう】食品メーカーの乳化技術

マヨネーズやアイスクリーム、バターなど水と油が混じった食品が市販されていますが、なぜ分離しないのか、栄養成分に影響はといった疑問や不安は、ありませんか。 食品メーカーでは、互いに混ざり合わない水と油のような2つの物質の一方が、もう一方に微細...
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【飛散防止と溶解性向上】食品の造粒技術

造粒の目的 スーパーを見渡すとさまざまな造粒した食品が陳列されています。代表的な製品としては、粉末スープやだしの素などです。それではなぜ、食品メーカーは粉末化するだけに留まらず、単一もしくは多くの成分からなる粉末の原材料を、より大きな粒状に...
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【高機能】食品の加工に用いる分離技術

さまざまな分離方法 ろ過は、液体中に懸濁している固体をろ紙などによって捕捉し、固液を分離する技術で、分離した液体や固体の品質の変化をほとんど伴いません。昨今は高性能な膜の開発が実現し、より微細な固体がろ過の対象となっています。食品や環境分野...
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【改善活動】食品メーカーの5S

食品メーカーの5Sとは 食品メーカーにて新製品を立ち上げるときに開発に携わった担当者は、自社工場や製造の協力をしてもらう工場に赴き、製造に従事する関係者と打ち合わせの上、試製造を行います。工場に入ると目立つところに5Sを徹底する掲示物があり...